結婚して慣れない土地に行った場合の妊娠生活は、知り合いもいなくて不安です。そのようなときに活用したいのが、地域のコミュニティーです。かかりつけの産院、助産所で情報を集めましょう。同年代のママ友達ができれば安心感がまったく違ってきます。

また、市町村の役所には母親学級や教室など、イベントの案内があります。「子育て支援課」や「児童福祉課」などでたずねてみましょう。

また、近所のおばあちゃんの知恵もぜひ拝借したいところです。地方の助産院では、昔、「お産婆さん」や「取りあげ婆さん」と呼ばれた引退した助産師さんに協力をお願いして、若いお母さんたちの子育ての不安を少しでも解消しようと、体験談を話したり、アドバイスをしてもらうところもあります。もし、そのようなところがない場合、近所におばあちゃんがいたら、思いきって積極的に話かけてみましょう。または、若いお母さんたちと協力して老人ホームを訪れるなどして、おばあちゃんたちの知恵を借りてみましょう。若いお母さんから頼りにされることはおばあちゃんたちにとっても大変うれしいことでしょうし、一人で何人もの子供を育てあげた世代の経験話はかなり役に立つはずです。

岩手県に住む私の友人は、近くにママ友達が少なく、出産や子育てへの不安が解消しきれなかったのですが、近所に住むおばあちゃんと仲良くなり、いろいろな話をしていくうちに、そのおばあちゃんが戦争でダンナさまを亡くし、戦中戦後を通して6人の子供を育てあげた話を聞いてとても勇気づけられたそうです。これからはだんだんとそのようなおばあちゃんの話を聞く機会も減ってしまいそうですが、そのようにして語り継がれる何かがあるのもステキだなと思うのです。

実際、病院や産院の「医学的」な知識より、実体験からの「生の声」から学ぶことは多いようです。いいお産を迎えるために、いろいろな情報を取り入れて、自分に合ったスタイルを選択する“本当の知恵”を身につけていきましょう。



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